2023.10.05/市内のこと

甘味と渋みが絡み合ったコクのある味わい「東京狭山茶」

東京狭山茶は、都内の生産量第一位を誇る歴史の古いお茶です。他産地が年34回茶葉を摘むのに対し、狭山茶は春・夏の2回しか新芽を摘まないため、甘味と渋みが絡み合ったコクのある美味しいお茶になります。

「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と唄われる茶摘み歌にあるように、狭山茶は日本三大銘茶の一つと言われます。狭山茶のうち東京で生産されたものを東京狭山茶と呼んでいます。
東京の多摩地区はお茶の産地の中では北に位置し、お茶を生産するにはやや寒い地域といえます。また、内陸にあるため乾燥した風が吹きやすい場所です。こうした環境は、葉を厚く重くし(厚みがあるとはいえ葉は柔らかい)、タンニンを多く含む茶葉を生み出します。

この茶葉でいれたお茶は、味は濃厚でコクがあり、渋さの中にも甘い味わいとなります。見た目の色は濃いですが、二煎目以降もその味を楽しむことができるのが、東京狭山茶の特徴です。

武蔵村山市内には6軒の製茶園があります。

■本比園(もとひえん)製茶
武蔵村山市三ツ木5-22-1
042-560-0222

■網代園製茶所
武蔵村山市三ツ木1-3-1

042-560-0135

■大岸製茶
武蔵村山市岸1-36-2
042-560-0005

■高山園
武蔵村山市三ツ木3-35-1
042-560-0253

■森谷園製茶
武蔵村山市中央2-60-1

042-561-0084

■山際高山園
武蔵村山市三ツ木3-35-1
042-560-0253


製茶園それぞれの味の違いをお楽しみください。東京狭山茶は武蔵村山観光案内所でも販売しています。