2024.05.31/観光まちづくり情報

野山北公園自転車道(仮称羽村・山口軽便鉄道廃線跡)

仮称羽村・山口軽便鉄道は山口貯水池(通称:狭山湖)を建設する時に、工事に使用する大量の砂利や工事用の材料を運搬するために、昭和4年(1929年)に敷設されました。

その路線は、すでに大正時代に村山貯水池(通称:多摩湖)に水を引くために設置されていた羽村村山導水管上が利用されました。このルートは、羽村・山口間の最短距離(約12.6km)で、しかも東京市水道局用地であったので、用地買収の必要がなく、短期間で鉄道を敷設することができました。

野山北公園自転車道に残るトンネル群は、仮称羽村・山口軽便鉄道が狭山丘陵にかかった部分に設置されました。

現在は、横田トンネルなどのトンネル群を通り、市内を西南方向に走る全長約4kmの自転車道として、多くの方々に親しまれています。道沿いには、約300本の桜が植えられています。